アンビバレントとはどんな意味の言葉なのでしょうか。
今回は、「アンビバレント」の意味と類語について解説します。
「アンビバレント」とは?意味
「アンビバレント」とは、「相反する感情や意見を同時に心の内に抱えること」を意味する言葉です。
「アンビバレント」の概要
「アンビバレント」は英語の「ambivalent」に由来します。
「愛と憎しみ」「肯定と否定」本来であれば対立するはずの相容れない気持ちを同時に持つことを表す心理学の用語です。
往来であれば同時に成り立つはずがないふたつの意見や感情を抱えている状態であり精神状態としては特殊な状況にあります。
実際に心がこのような状態になるとどちらか一方の気持ちが無意識下に抑圧され表面上は正常に見えるものの、抑圧された気持ちが表面に出ている気持ちに対し影響を与え判断や意見を歪めることがあります。
「アンビバレント」の言葉の使い方や使われ方
『ダイエット中は食べたいが食べたくないというアンビバレントな感情を抱いてしまう』
『認めたいのだがのだがプライドが邪魔して素直に認められないアンビバレントな状態』
「アンビバレント」の類語や言いかえ
・頭ではわかっているが心では納得できない
「理屈では正しいとわかっているのに感情的に認められない状態」という意味の言葉です。
こたつの感情に悩まされる様子を表す「アンビバレント」と近しい表現です。
まとめ
「アンビバレント」はヒット曲の歌詞に使われたことで注目された言葉ですが微妙なニュアンスを含む言葉で正確に理解するのは簡単ではありません。
複雑な感情ですが誰でもあることなので自分の心で実際に確かめてみてください。