「なんなので」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「なんなので」の意味
「なんなので」は、言葉を明示せずに濁すような表現として使用します。
「なんなので」は「何なので」と表記できます。
このようにすることで、何かを明言するのを回避するような使い方ができるのです。
たとえば、「このまま帰るのも何なので」のように使用します。
このような場合は「このまま帰るのは具合が悪いので」のような意味で使用できるのです。
この「具合が悪いので」という部分を明言するのを避けるために「なんなので」という言葉」で代替できます。
なお、「具合が悪い」以外にも、使用する状況に応じて様々な用途で使用できます。
そのため、非常に抽象的であり、相手の想像に委ねるような表現になっていると言えるのです。
「なんなので」の敬語での使い方や表現方法
「なんなので」を敬語にする場合は、「なんですので」と表現できます。
この場合は、丁寧語を用いた敬語表現になるのです。
たとえば、上司と外出したとします。
そして外出した目的を終えて帰宅することになったのです。
このような場面で、「このまま帰るのもなんですので、もう一社訪問したいと思います」と言うとよいでしょう。
これによって、このまま帰るのが収まりの悪いような様子を、上手に表現できるのです。
また、「なんなので」を別な敬語にする方法もあります。
たとえば「なんですから」のように表現できます。
また、「微妙ですので」や「収まりが悪いと思いますので」のように、類似表現を使って置き換えるような手段もあるのです。
このように、「なんなので」を敬語で表現できると分かります。
同じような意味であっても、印象の違う表現として使用できるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「なんなので」の言い換えや使用例
・『このまま帰るのもなんなので、私は少し残ります』
・『このまま進めるのもなんですので、少し様子を見ましょう』
・『考えずに購入するんもなんですから、もう少し吟味しましょう』
ここでは、「なんなので」の使用例を挙げています。
例文のように、具合の悪い状況を先に述べると、自然な表現になります。
また、「なんなので」を敬語にすると、違う印象の表現にできるのです。
まとめ
このように「なんなので」は、言葉を明示せずに濁すような表現として使用します。
ビジネスでも使える言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。