「分かりません」を解説していきます。
気になる敬語を正しく覚えていきましょう。
「分かりません」とは?
「分かりません」は、理解できない状態をあらわしています。
「分かる」に「できない」という意味の「ません」が組み合わさっています。
シンプルに解けないことを伝える言い方です。
「分かりません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「分かりません」は少々気を付けたいフレーズです。
「ます」を用いていますが、目上の方や取引先の担当者に使うと子供っぽく聞こえてしまいます。
またビジネスメールに書き添えてしまうと、配慮の足りない言い方に感じられます。
親しい人と話している会話文ならまだしも、メールに記載する際には用いないようにしましょう。
ビジネスマンらしい他の言い回しも、覚えておきたいです。
「分かりません」を使った例文
・『その件については、分かりかねます』
・『あいにく、存じません。お許しください』
・『申し訳ありません。お答えいたしかねます』
「分かりません」の類語や敬語での言いかえ
「分かりません」の言いかえとして「分かりかねます」があります。
資料がないのですぐに答えられないとき、こちらの事情で真相を明かせないときに使います。
便利な言い方なので、覚えておきたいです。
「分かりません」の類似表現
よく似た言い方に「存じません」と「存じ上げません」があります。
どちらも知らないことを、オブラートに包んで伝える言い方です。
「存じません」は対象が物の場合に使います。
そして「存じ上げません」は対象が人の場合に引用します。
「この問題については、存じません」そして「その方のことは、存じ上げません」として使います。
対象によって、言い方を使い分けておきましょう。
「分かりません」の敬語表現
「分かりません」の丁寧な言い方に「お答えいたしかねます」があります。
「いたしかねる」は「できない」ことをソフトにした言い方です。
都合が悪くて答えられないときに使います。
「分かりません」の返答や返信例
このような言い方に対して、どのように返答すればいいでしょうか。
この場合はこちらの説明に対して、相手の理解が及んでいない状態をあらわしています。
また資料が充分でなく、満足な受け答えができないことを指し示しています。
さらに丁寧な説明をおこなう、具体的な指示を出すなど、相手が納得のいく説明ができるように配慮していきましょう。
まとめ
「分かりません」の意味と使い方を学びました。
こちらの言い方は、内容が理解できていない状態を示しています。
親しい同僚や先輩と話す分には差し支えありませんが、目上の方に対しては失礼になります。
丁寧な言い方を心得て、使い分けていきましょう。
