「参る」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「参る」の意味
「参る」は、「行く」や「来る」などの意味で使用できる謙譲語の言葉です。
「行く」と「来る」は真逆の言葉ですが、謙譲語にすればどちらも「参る」になります。
たとえば「取り組んで参ります」とすれば「取り組んでいく」という意味になります。
そして「取り組んで参りました」とすると「取り組んできました」のようになるのです。
つまり、現在形や未来形であれば「参る」が「いく」の意味になります。
逆に過去形であれば「参る」は「くる」の意味になるのです。
同じ言葉でも、使い方によって意味に変化が生じると言えます。
「参る」の敬語での使い方や表現方法
「参る」は既に敬語になっています。
これは「行く」や「来る」を意味する謙譲語なのです。
これを丁寧な言葉遣いにすると、「参ります」と表現できます。
たとえば仕事で失敗したとします。
そして、今後はミスしないようにしたいと考えたのです。
このような場合には、「今後はミスしないように取り組んで参ります」と表現できます。
これによって、「取り組んでいく」ことを敬語で表現できるのです。
なお、「参る」は「まいる」と表記する場合もあります。
また、同じような言葉である「参上する」、「訪問する」、「うかがう」などで置き換える手段もあります。
どれも同じような意味ですが、それぞれ印象の違う表現になります。
使用する状況に合わせて、適した言葉を選ぶようにしましょう。
「参る」の言い換えや使用例
・『取り組んで参るつもりです』
・『全力を尽くして進めて参ります』
・『今後は詳細に計画していきます』
ここでは、「参る」を使った使用例を挙げています。
例文のように、敬語や言い換えを用いることで、さまざまな表現を作り出せるのです。
まとめ
このように「参る」は、「行く」や「来る」などの意味で使用できる謙譲語の言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。